開発された(または開発中の)ソフトウェアや仕様書,サンプルファイル,テンプレートなどを支給していただき,それらからマニュアルやヘルプ,さらには Flash によるチュートリアルや活用書(書籍やウェブサイト)を起こし,編集・制作するサービスです。
マニュアル翻訳の品質
遠回りになってしまいますが,マニュアル制作の品質をご理解いただくために,まずマニュアル“翻訳”における弊社の品質面の特殊性を説明させていただきます。
通常弊社では 情報系文書の翻訳の対象文書がソフトウェアのマニュアルであるとき(ソフトウェアのローカライズ/グローバライズの一部として承るマニュアル翻訳),翻訳を進めながら,以下のような付随作業を行います。
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マニュアルの記載内容に従ってソフトウェアを実際に動かし,動作確認をします。そして,マニュアルと動作とが異なっていれば,文章を変更したり画面キャプチャを貼り替えたりして(マニュアル側をソフトウェアに合わせる場合),あるいはソフトウェアの修正を依頼して(ソフトウェアの動作が問題である場合),両者を一致させます。 |
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単に翻訳しただけではマニュアルとして不足する場合(ユーザが迷う,ユーザにソフトウェアの機能が十分に伝わらない,など),必要な追加執筆をして補います。 |
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単に翻訳しただけではマニュアルの使い勝手が悪い場合,文書構造を再構成します。 |
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ソフトウェアの不具合や改善すべき箇所が見つかれば,それらの情報を提供します。 |
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ローカライズ/グローバライズ本体を行うチームに,ダイアログの訳語を提供します。 |
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マニュアルは,書籍編集・制作サービスの制作物と同様に,文章,図版,ページデザインなど,あらゆる点で高い品質に仕上げられ,ただちに印刷・製本できる状態をもって完成品とします。 |
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ヘルプを翻訳して,マニュアルとの整合確認をし,ヘルプファイルを構築します。 |
これらからおわかりいただけるように,弊社のマニュアル翻訳の大きな特徴として,以下の二つが挙げられます。
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原文マニュアルを翻訳対象物と捉える以上に,「マニュアル制作の一材料」と捉えること |
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その他さまざまな材料も活用して,ソフトウェア製品を完成させるために役立つ作業を積極的にすること |
マニュアル・ヘルプ制作の特徴
上記のような背景があり,マニュアル翻訳の付随作業部分が発展して,このサービスが誕生しました。マニュアル翻訳との相違点,追加点として以下があります。
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作成するマニュアルの素は,原著マニュアルではなく,開発された(または開発中の)ソフトウェアや仕様書,テンプレート,サンプルファイルなどです。 |
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ソフトウェア本体の開発と同時進行(たとえばβ版から執筆開始)すれば,ソフトウェア開発プロジェクト全体がより効率的になります。 |
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Flash による動画チュートリアルを制作することができます。 |
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FAQやサポートデータベースなど,リリース後に随時更新される文書の運営を代行することもできます。 |
活用書への展開
応用範囲が広いソフトウェアは,マニュアルだけではユーザは使いこなせないかもしれません。この場合,利用例やTipsをふんだんに盛り込んだ参考書が求められます。マニュアル執筆プロセスを経て弊社は(とりわけユーザ寄りの立場から)ソフトウェアを熟知することになります。この知識を使って,ソフトウェア活用書(書籍やウェブサイト)を企画・執筆・制作します。
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作成する活用書の素は,ソフトウェア,マニュアルなどです。 |
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利用事例やTipsなどは,支給していただくほかに,弊社でも考案,作成します。Tipsはマニュアル執筆中にも蓄積されているはずです。 |
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一般ユーザを対象としたソフトウェアより,上級者向けあるいは学術系の高度なソフトウェアでパフォーマンスが上がります。 |
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